口臭の原因

口臭は口の中の病気が原因で発生するものが9割以上であり、全身疾患(内科的、耳鼻科的な病気など)が原因で発生するものは1割にも満たないのです。

口臭に含まれる不快なにおいの成分は20種類ほどありますが、なかでも揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ・VSC)は特有のにおいがあります。
揮発性硫黄化合物は主に次の3種類のガスからなります。

硫化水素(卵が腐ったようなにおい)
メチルメルカプタン(生臭い、魚や野菜が腐ったようなにおい)
ジメルサルファイド(生ゴミのようなにおい)
口臭はこれらのガスが混合したものなので非常に不快なにおいとなります。この揮発性硫黄化合物は口の中にいる嫌気性菌(酸素を嫌う細菌)が、はがれた粘膜上皮、血球成分、死んだ細菌などのたんぱく質成分を分解して発生します。

↑便臭