3月にソウルを訪れたティラーソン米国務長官は「日本は最も重要な同盟国で韓国は重要なパートナーのひとつ」とし、
「パートナー」の日本に対する親密さを露骨に示した。北朝鮮のテロ支援国再指定、北朝鮮の
「火星−15型」ミサイル発射など、北朝鮮関連の主要問題があるたびにトランプ大統領は最も緊迫した当事国である韓国の統帥権者より日本の安倍晋三首相と先に通話する。

英国が軍艦を売り軍事情報を提供したように、先月の日本訪問の際にはF−35ステルス戦闘機をはじめとする先端兵器購入に関する突っ込んだ協議をしたりもした。
安倍首相は「インド太平洋構想」を出し中国を包囲することを望む米国の意向を推し量る姿を演出したりもした。
韓国はそうした渦中で韓米首脳会談晩餐会場に出された「独島(ドクト)エビ」で日本との摩擦を起こした。

韓国の境遇は100年前もいまもあいまいなのは同じだ。ある瞬間から韓国は「どちら側なのか」という質問を絶えず受ける対象になった。

米国は当然視された平昌(ピョンチャン)冬季五輪参加に一時文句をつけた。中国訪問を控えた文在寅(ムン・ジェイン)大統領に中国CCTVのアナウンサーは露骨に高高度防衛ミサイル(THAAD)を追加配備せず、
韓米日軍事同盟を結ばず、米国のミサイル防衛体系(MD)に参加しないという「三不」発言を要求した。

「韓国人は子どもと同じで怖がらせれば言うことを聞く」という19世紀末の駐日清国公使何如璋の認識が変わらず続いているのだ。
日米の結束が強くなり、周辺が混乱したこの時に韓国が取る「賢明な道」が何か深く悩まなければならない時だ。


2017年12月14日10時25分
http://japanese.joins.com/article/520/236520.html?servcode=100&;sectcode=120