2017年12月13日、環球網によると、韓国人の父親から捨てられた子どもがフィリピンに多数存在するとの記事を韓国のサイトが掲載した。

記事によると、仕事や留学などでフィリピンを訪れ、現地女性と関係を持ち、子どもをつくりながら、
母子ともに置き去りにし帰国してしまう韓国人男性は少なくない。ある統計では、そうして捨てられた子どもは少なくとも3万人はいるという。

こうした子どもは、現地では「コピノ」(コリアンとフィリピノの合成語)と呼ばれ、増加の一途をたどっているという。
養育費や国籍を手に入れるにはさまざまな障害があり、多くは貧しい生活を強いられているようだ。

コピノが増加する背景について、記事は1990年代からフィリピンを中心とした東南アジア向けの貿易や投資が韓国で急増し、
出張や駐在するビジネスマンが増えたことを指摘。また、フィリピンは英語学習や大学の学費が割安なことから、留学する韓国人も多いという。

フィリピンのある非営利団体(NPO)はこうした母子の生活支援や、父親から養育費が得られるように支援したり、
情報提供に力を貸したりしている。成長した子どもが父親探しをするケースもあるという。


2017年12月14日(木) 11時50分
http://www.recordchina.co.jp/b230602-s0-c30.html