痛風結節は温度が低く,血流が乏しく,力学的刺激を受けやすい部位にみられることが多い。
さまざまな組織や解剖学的部位での存在の報告がある。
脳での報告例がない他は体のどこにでもできる可能性があるといっても過言ではない。
指腹部の痛風結節は稀なものではなく,慢性結節性痛風患者の実に30.5%にみられるといわれている。
痛風結節を疑って内容物を採取できれば,顕微鏡で尿酸塩結晶をみつけられることが多い。
まず,その患者の軟部腫瘤が痛風結節であることを想起することが大切である。
http://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0052/G0000210/0011/0013