アメリカの研究(これもハーバード大学の心血管部門と幹細胞研究所)では、さらに血管再生に関する精密な実験を行っており、
最終的に血管内皮前駆細胞(EPC)やその骨髄内の幹細胞、それらを新生血管に誘導する酵素(活性化Akt)の活性まで追求しています。
厳しい“糖質制限食”マウスでは、血清脂質や血糖値は良好だったにもかかわらず、EPC数が有意に減少、
Akt活性も有意に低下していることを突き止めました。そして、マウスの血管再生能力が落ちていることもin vivoでも証明しています。世界最高峰と言われるプロナス(PNAS、2009年)に発表されています。