>>575
結果は、
(1)大動脈を解剖したときの動脈硬化の範囲は、LC-HPはHCやWDに比べて有意に広いこと。
(2)血清脂質、血糖値、酸化ストレスマーカー、炎症マーカーは3つの食事群で差がなかった。 
(3)LC-HPマウスでは骨髄と末梢血の内皮前駆細胞(Endothelial progenitor cell:EPC)、つまり血管再生のマーカー細胞の数が有意に低下していた。
(4)LC-HPのマウスから分離されたEPC(細胞)の活性化セリン・スレオニンキナーゼは有意に低下していた。この酵素はEPCの増殖、運動、生存に深く関係している。
(5)LC-HPは動脈硬化を長期的に促進するが、それは脂肪以外の主要栄養素、たぶん高蛋白が影響しているらしい。