>>800
私の場合、慢性上咽頭炎を自覚するきっかけになったのは「風邪による喉の痛みがいくら抗生物質や抗炎症薬を飲んでも治らず、炎症も収まらない」という症状でした
本来慢性炎症というのは自覚しずらく、静かに緩やかな炎症状態が継続されている状態です。この状態が長く継続されることで、気づかない間に炎症が身体の深くまで浸食していきます
急性炎症は火事で、慢性炎症は炭火のようなイメージであり、ジリジリと緩やかに燃え続けて蓄積していき、ある時に一気に爆発して症状を現します。←これはある本の記述をマネしているのですが、まさに自分の症状がコレでした
自分も経験したこの段階が、慢性炎症の成れの果てだと考えています。ここまで来てしまうと、ちょっとやそっとじゃ治らない状態になるんだと思います

思い返せば、7〜8年前からの鼻の奥の弱さや、年に上咽頭から風邪を引く回数が段々と増えていったこと等がサインだったんだと思います
それが薬を飲んだりすることで自覚症状として抑えられている間はまだ良い状態なのでしょうが、この「自覚がないのに実際は炭火のように炎症がくすぶる状態が継続される」のが慢性炎症の怖さであり、治りにくさにも繋がっていると考えます

上咽頭は免疫の第一関門であり、呼気に含まれる様々な異物や細菌、ウイルスと常に戦い続ける過酷な場所であり、小さな炎症を常に繰り返している部位になります
風邪を引いて喉が痛くなるというのは、のどちんこのある中咽頭ではなく実際には上咽頭からの炎症であることが多いとされています。まさに炎症が慢性化しやすい、人間の身体の隠れた弱点ですよね