身長が伸びるためには栄養が必要なことは間違いないとは思うけけど、
それは、中学以降とかよりも、もっと幼い、
生まれてから3歳くらいの乳児期までの栄養摂取が重要らしい。

というのも、乳児死亡率と平均身長の伸びは関係が深いそうで、
乳児死亡率が低くなるにつれて平均身長も伸びていくが、
乳児死亡率が、ある数値以下になると伸びが止まるという。
日本では乳児死亡率が千人当たり10人以下となったのは1980年代。
その20年後の2000年代の20代の平均身長は、男172p、女159pで、
以降は横ばい状態が10年以上続いていて、ほぼ止まったと言える。

乳児死亡率は乳児の栄養状態と関係が深いので、現代の日本では、
身長が伸びるために必要な栄養は、ほぼ十分摂取されていて、
個人の高低の差は遺伝的・先天的な面が大きいものと思われる。