>>332
アメリカがん協会のサイトから
https://www.cancer.org/cancer/stomach-cancer/causes-risks-prevention/prevention.html
 ↑
3つ目の項目「Treating H pylori infection」を訳してみた。

『胃の内壁が慢性的にピロリ菌に侵されているがまだなにも症状がない人に対し
抗生物質で除菌すべきかどうかに関しては、まだ明確な結論は出ていない。
これは、現在の研究テーマである。かつて、ピロリ菌感染者に抗生物質を与えることで、
胃の前がん病変を減らし胃がんに発展するリスクを減らすかもしれないことを示唆する
研究結果がいくつかあった。しかし、すべての研究で同じ結論が出たわけではない。
除菌がピロリ菌に感染した人の胃がん罹患率を減らす一つの方法であることを明確にするためには
さらなる研究が必要とされる』


ピロリ菌がはじめからいない人は胃がんにまずならないのは本当。
でも、一度感染した人は、除菌しても胃が正常にもどるまでに10年近く要する。
また、昔の人は大方ピロリ菌に感染していたけれど、「大半が胃がんになった」というわけじゃないからね。
ピロリ菌と「胃がんになりやすい素養」が両立したときにガンになるんだと思う。
「胃がんになりやすい素養」のない人の場合、除菌してもしなくてもガンにはならないと考えられる。
でも、「胃がんになりやすい素養がある人」は除菌によって(特に10年後から)ガンになる可能性はぐんと
低まると考えられる。(除菌10年経過者を対象にした研究が必要)