咳喘息の特徴

1.  ほかに原因となる病気がないのにいつまでも咳だけが続く

2.  咳は数ヶ月から、ひどい場合は1年以上続くことがある
3.  かぜの後におこることが多い
4. . ゼーゼー、ヒューヒューや呼吸困難はない
5.  ほとんど痰はでない
6.  咳は夜間から明け方にかけてでることが多い
7.  冷たい空気やタバコの煙を吸うと咳き込みやすい
8.  会話、電話、運動などのときに咳き込みやすい
9.  かぜ薬や咳止めを飲んでも効かない
10.  気管支拡張薬が有効

その他の参考事項  胸部レントゲン検査で異常がない
 アレルギー素因のある人に多い
 女性に多い(男:女=1:2)
 再発を繰り返すこともある

● 咳喘息特有な所見があるわけではないので診断が困難な場合もあります。
そのため、気管支拡張薬が有効であることから咳喘息と診断する場合があります。
なお、咳喘息では気道過敏性の亢進を認めますが、軽症喘息患者よりも正常値に近いと言われています。
● 咳喘息は、喘鳴や呼吸困難がなく、痰を伴わない咳(乾性咳)が数週間以上続き、気管支拡張薬が有効であることが特徴ですが、気管支拡張薬でも症状が軽減しない場合もあります。