>>157
福田センセはガンの仕組みをエビデンス付きで紹介していらっしゃるわけで
特にオレからどうこうというのはありません。
新井センセはいろんな仮説が大変面白い。
思考実験のいい刺激になりますね。
この人は天才。

ただし、早朝の糖新生に関してはオレとは意見が違っていて
彼は早朝の糖新生の亢進をタンパク質を脂肪として蓄積するためであるとして
肥満抑制のためには早朝の糖新生を抑制するべきであるという方向で考えています。
これは糖尿病の患者さんについてはそうかもしれませんが
オレは早朝の糖新生はむしろ筋グリコーゲンのためであるという認識です。
グルコースの取り込み優先度もまず肝筋グリコーゲン、その後で脂肪細胞ですよね?
本来、狩猟採集を生業とする以上、就寝時に筋グリコーゲンが減少していないことは有り得ないわけですから
これは早朝糖新生は筋グリコーゲンの補充が第一義であることに他なりません。
もし、これが脂肪蓄積が第一義であるならそのプライオリティはおかしいわけです。
しかし、現代人はグルコースを食事からも摂取しますし、
運動不足ですから、残念ながら早朝の糖新生のグルコースは脂肪細胞に向かうというのが
真相ではないでしょう。
ですから本来、早朝の糖新生は抑制するのではなく、亢進する前提で
脂肪蓄積されないように筋グリコーゲンを減らしましょう、という話ではないでしょうか?