>>49 >>56
・ドーパミン受容体のアップレギュレーション
依存や耐性の生物学的原因として、受容体のダウンレギュレーションというのがある。
特定の神経伝達物質の供給過多を検知すると、これを受け取り伝達する窓口である受容体の数が減らされる現象だ。
供給不足を検知すると逆の現象が生じ、それがアップレギュレーションだ。
これらはいわば神経伝達のミクロな領域において「足るを知る」機能であり、生命の巧妙なホメオスタシスの賜物であるのだが、
皮肉にも人類という愚かな種族はこれがゆえに「もっと、もっと」と際限なく欲望を増大させてしまうのである。
そこにおいて、現在フェニルピラセタムのみに確認されている特徴として、ドーパミンD1、D2、D3受容体の発現を促し、
ダウンレギュレーションを抑制あるいはアップレギュレーションを促進するというメリットが主張されている。
この目的のための用量としては、100mgを一日3回、3から6ヶ月間継続することが推奨されている。
http://link.springer.com/article/10.1134%2FS1819712411020048

・フェニル基による血液脳関門通過性向上の期待
人体の基幹システムである脳の血流は、全身血管を循環する物質が無造作に入り込まないように、特別なバリアーで防御されている。それがBlood Brain Barrierだ。
これにより、特に水溶性物質の多くは、それがどれだけ有効であっても、文字どおり門前払いされ作用しようがない。
Phenylpiracetamという名前が示す通り、フェニルピラセタムとピラセタムの違いは、ピラセタムにフェニル環が一個付いただけの単純なものだ。
しかし、フェニル環がつくことで血液脳関門BBBの通過性が向上することが主張されている。
ただこの説は、BBBという人体の神秘の全容がまだ未解明であるため、依然推論の域を出ない。

>>54 >>58
君こそが思考停止の愚か者だ。
私は>>49 >>56の提示してくれた疑問から、新たに上記の知見を知ることができた。
無知の知の態度を持たない者に知的成長はなく、
ヤジ暴言をもってしていたずらに集合的知性の発達を妨害するだけであるので、態度を改めていただきたい。