ハントは顔面麻痺が出た時点で神経損傷が進んでいることが多く、、
既に絶たれた神経を繋げるのは厳しいから、投薬も気休めだと言われることがある。
じっさいにはベルと同じく、発症からすぐに投薬を開始するべきなのだけど、
いつ発症してウイルスが活性化し始めたかが解りにくいので、初期治療の機を逸することが多い。

発症後すぐに顔面麻痺や疱疹が出た人は初期治療のきっかけを掴みやすいだろうけれど、
そういう人は少数で、おおかたは最後に顔面他の麻痺が来る。
風邪(発症)→頭痛→疱疹→麻痺というような経過の初期に異変を察知するのは難しいし、
その経過もスピードも人によってまちまちだと言うからややこしい。
内科で風邪の湿疹だと言われて、数日ウンウン唸ってるうちに進行してるということも(私)。

初期の段階で治療を始めるのが難しい病気で、マイナーだから治療経験のある医師も少ない。
「あれっ?」と気付いた医師がウイルス判定をするまで解らない病気。
早くに気付いてもらって、早くに治療を始めるのがベストなんだけど、
そもそもそれが難しいというのが怖いところ。