追加の続き)

つまり、その自衛手段として何が出来るかと考えたとき、大きな範囲で顎の位置が定まる、歩行、
ウォーキングが有効となります。なぜ歩行かといえば、それ以外の姿勢でいる場合は、立っていて
もその重心バランスは微妙に崩れており、人間は歩いているときに最もバランスが保たれているか
らというのがその理由です。その状態で理想的な姿勢を造ってあげれば、他の姿勢にも、後々に
適応するようになり、呼吸などもより柔軟に楽にできりようになります。

また歯は、舌の力や、唇の圧力で微小にながら常に動いています。そして人間の構造を保つ力、
簡単に言うと姿勢という力でも動いていて、それが歯に及ぼす力は実はかなり強力で、逆に言うと
患者の日常生活や姿勢も歯並びに多きな影響を与えるということになり、本当にいい加減な歯科医
などに当たればどうしようもないかもしれませんが、最低限の予防措置はとれるというわけです。

また矯正が上手くいっているというような人でも、無理のない範囲で歩くことで、将来より脳や
身体への影響の少ないより理想的な歯並びが得られることと思いますし、そして、すでにバランス
が崩れ、全身の各部細かいところまで凝りを感いているような人などは、細かい筋肉に至るまで
適度にほぐしてあげてから歩いてやるとより良いと思います。