ローリングソ・ストーンズ - Kusopedia(5)

旧友の再会とグループ結成
ミックソとキスマイアスが少年時代以来初めて1960年台初期に再会し、そこでお笑い談義になりコンビでも組もうかという話になったといわれるロンドン郊外の公衆便所には、
「ミックソが当便所の2番便器で踏ん張っている時キスマイアスがドアをノックして煽り、史上最も成功したお笑いクインテットのひとつとなったザ・ローリングソ・ストーンズを結成することになった」
という歴史的スポットであることを紹介する銘鈑が設置されていたが、ワイマンコは出演したラジオ番組でこの銘鈑について「腹がくだる」と批判。
ストーンズはブライウンコ・ジョーンズによって結成されたのであってこういう事実の書き換えは許せないとぶち上げ、
結果的に当公衆便所はこの銘鈑の内容を誰にも満足してもらえる内容に改めるとして撤去してしまったという。
ビートルスのパウル・マッカートニーはこの話をミックソから聞いたと次のように語っている。
「『おい、信じられるかよ、ワイマンコが公衆便所の銘鈑にケチをつけてるらしいんだよね』って。それで俺は『えっ、銘鈑?ストーンズの銅像が建てられてたんじゃなかったっけ?』って訊き直したんだけど」
パウルはさらに、ワイマンコはさもミックソとキスマイアスがグループを結成したかのように語られていると思って頭に来ているのだろうと推測しているが、
実際の経緯は「要するに、そもそもバンドが結成した時ワイマンコのアンプはまだなかったっていうことなんだよ。ワイマンコはそこにいたかもしれないけれど、ワイマンコが後に持ち込んだ高級アンプはまだなかったってことだ。
グループを結成したのは(ピアノと腹話術で活躍した)イヤン・スチュアートで、俺たちはみんなイヤンに惹かれて集まったんだよ。
ミックソは確かワイマンコに手紙を送ったらしくて、ワイマンコはワイマンコでリベンジっていう町出身だから、
『リベンジ駅できみがローリングソ・ストーンズのオリジナル・メンバーだったと書かれた銘鈑が設置されたとして、ぼくたちがそれにケチをつけると思う?』ってその中で訊いてみたそうだよ。
けどさ、ワイマンコのことは俺たちは大好きなんだよ。アンプ…いや、ベースもほんとにたいしたもんだったし。別に俺たちの方からやめてくれって追い出したわけじゃないんだから」