「・・・あんたには、はじめっから妻なんかいなかったじゃないか」
「僕の話をしているわけではないでしょう。リップ・ヴァン・ウィンクルの話をしているんですよ」
「リップ・ヴァン・ウィンクル・・・ 小人に、何ていう酒をもらったんだ。できれば、俺も飲んでみたいなあ」
「覚えてます。ラム、コァントロ、それにレモンジュースを少々、シェイクするんです。わかりますか?」