>>441
うん、本来的にはCreative Commonsで公開しているから改変自由だし
アイデア翻案の場合はネタ元もはっきりしなくなるのが現実だから難しいところなんだけどね。

高橋健太郎氏や氏家氏が連載記事でそっち方面(Wikimedia)の写真や議論を引っ張ってくるときは、出所を明示してくれたり、匿名とはいえど参考になるならないの話を出してくれてるから
ギタマガ誌2016年のビザールギター特集によるアイデア翻案は違和感があった。
フランク・メイヤー氏ビザール本に協力した
松本ジャンクギター博物館サイト館長の人も
もし事前に相談してくれたら面白いネタがあったのにって残念がっていた。

そこらへんから総合すると、野口さんが編集長をされておられた事で有名なギタマガ誌の場合も
ビザール担当が明確に世代交代して、
たとえば佐野研で有名なpinterestで画像を眺めてブレインストーミングして、一連の情報の出所を気にせず構成を決めちゃうような感じなのかな、ってね。

ちなみにあそこで出てきたMultivox Premierは、後にヒルウッド/ファーストマンの森岡一夫氏がOEM供給をした会社のオリジナルブランド、
Magnatoneの方は、モジュラーシンセの父ハラルド・ボーテ氏が副社長をしていたEstey Organが買収した会社で、1950年代末時点で周波数変調エフェクト(いわゆるFMシンセの原型)を開発した特異的なメーカー、
Wurlitzerもボーテ氏が副社長を務めた会社なんだよね。
そんなん国内のシンセマニアでも知ってる人が少ない話だし、ましてやギターしか知らない人には意味のない選択なんだよね。

Creative Commonsライセンスの精神でいうと、他人のアイデアからインスパイアされて自分の原稿を作るのは良いことだし、そこでこまかい権利関係に煩わされない自由を保障することはとても大切だと思う。
だけど、原案の意図もよく判らないまま、わかった風にブランドを並べるのは見ていて痛いし
国内でこの分野で頑張ってる人は一握りしないんだから、水臭いこと言わずに声かけてよ、みたいな感じ。