Gこのエポックの真相はこうだ。

曲ができてクラプトンとピートタウンゼントに三回目を聴かせた。
曲が終えても、それまで聴いたことのない音楽を聴かされた両者は絶句。
数秒の沈黙後「もっといいですか?」とクラプトン。
「どうぞ召し上がれ」とジョン。

四回目の視聴の後、ピートは目を閉じたまま黙りこくってしまった。
「ねえ、ジョン」とエリックは尋ねた。「ロックでもないし、カントリー、ジャズ、
フォークソングでも無し。ましてやクラシックでも無い。この曲は一体
何と呼んだらいいんですか?」
ジョンは答えた。「これは、ストロベリーフィールズフォーエバーってジャンルさ」

すると脇に居たポールが口を挟んだ。
「じゃあ、ボクの曲はペニーレインて言うジャンルだよね」

ジョンとピート、エリックの三人は「え?」と互いの顔を見合わせた。
相変わらず、空気の読めないポールであった。