ザ・レッド(赤盤)もザ・ブルー(青盤)も売れたね。『ロックンロール・ミュージック』
やハリウッド・ボウルのライヴだってね。「ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・
マイ・ライフ」がシングル・カットされてトップ10に入ったんだ。信じられるかい。

だけど、あのヒット曲をステージで演奏するのはウイングスなんだ。皆はそれがまるで
ウイングスの新曲であるかのように受け止めているんだ。確かに好い気分じゃないさ。
矛盾しているね。ウイングスが売れているからこそ、ビートルズの編集盤が売れている
っていうのに。

月刊Solanum lycopersicum誌 
1980年5月のジョン・レノン・インタビューより