ほんとに、特にJohnはどうしてあんなコード進行を思いつくんでしょうか。不思議でならない。
「Help!」「Strawberry Fields Forever」「I Am The Walrus」
この曲ってキーは何?って聴かれて、「え〜っと…」と考えてしまうような曲ばかりですが、どれにも曲中で転調感があまり
ありません。

もうすでに「キーは何」ということはまるで考えずに作ってるようにも思えますけど、普通そういう作り方すると転調感は生じるし、
不自然に感じる部分も出て来がちなんですが。

「Help!」のサビで明らかにBマイナー(Dメジャー)に転調はしてますけど、それまでのキーAのダイアトニックにはないGが出て来た時、
違和感、転調感がないのも、AメロでD/G/Aという動きをすでに聴かせてるからなのかな?と思います。サビが曲頭というのも理由の
一つかもしれないですね。
本当に計算され尽くしてる感がありますが、Johnなら全然考えずにやってる気もします。

「Help!」のサビはメロディの始まりの音がEですが、この音はコードに対しては11th、6(13)th、ルート、となって行き、あのスリリング
な雰囲気から徐々に安定して行く感じを出す重要な要素になっていますね。これまた果たして意図的なのかどうか…。