【dim】あの曲の渋いコードについて【aug】
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ただのRock'n'Rollでも6thやら9thやらを上手く使うBeatles。 今はTAB譜やスコアがありますが、昔は何度も繰り返しカセットを聴いてコピーしたものです。 このコードしぶい!と思われるのを、是非書き込んでみて下さい。 ゙'. ,ト `i、 `i、 .、″ | .,.:/"" ゙‐,. ` / ` .,-''ヽ"` ヽ,,,、 ! 、,、‐'゙l‐、 .丿 : ':、 、/ヽヽ‐ヽ、;,,,,,,,,,-.ッ:''` .,"-、 ,r"ツぃ丶 `````` ../ `i、 ,.イ:、ヽ/ー`-、-ヽヽヽ、−´ .l゙`-、 _,,l゙-:ヽ,;、、 、、丶 ゙i、,,、 ,<_ l_ヽ冫`'`-、;,,,、、、、.............,,,,、.-`": │ `i、 、、::|、、、ヽ,、、. ```: : : ``` 、.、'` .|丶、 .l","ヽ、,"、,"'、ぃ、、,、、、、.、、、.、、、_、.,,.ヽ´ l゙ ゙).._ ,、':゙l:、、`:ヽ、`:、 : `"```¬――'''"`゙^` : ..、丶 .l゙ `ヽ ,i´.、ヽ".、".、"'ヽヽ;,:、........、 、、...,,,、−‘` 、‐ |゙゙:‐, ,.-l,i´.、".`ヽ,,,.".` `゙゙'"`'-ー"``"``r-ー`'": _.‐′ 丿 ,! j".、'ヽ,".、".、"`''`ー、._、、、 、._,、..-‐:'''′ .、,:" 丿 ゙l,"`"`''ヽヽ"`"` ```゙'''"ヽ∠、、、、ぃ-`''''": ` 、._./` ._/` `'i`ヽヽヽ`''ーi、、、: : 、.,-‐'` 、/` ``ヽン'`"` : `~``―ヽ::,,,,,,,,,,.....................,,,,.ー'``^ ,、‐'"` `"'゙―-、,,,,..、、 : ..,、ー'"'` : `‘"`―---------‐ヽ``"''''''"" 3和音のメジャーやマイナーを使ってないからシブいというのは早合点。 自分がどう感じるかが重要で、 このコードだからどうというのは頭でっかちになる。 It Won't Be Longはおしゃれなコード進行の宝庫だね。 . ,ト `i、 `i、 .、″ | .,.:/"" ゙‐,. ` / ` .,-''ヽ"` ヽ,,,、 ! 、,、‐'゙l‐、 .丿 : ':、 、/ヽヽ‐ヽ、;,,,,,,,,,-.ッ:''` .,"-、 ,r"ツぃ丶 `````` ../ `i、 ,.イ:、ヽ/ー`-、-ヽヽヽ、−´ .l゙`-、 _,,l゙-:ヽ,;、、 、、丶 ゙i、,,、 ,<_ l_ヽ冫`'`-、;,,,、、、、.............,,,,、.-`": │ `i、 、、::|、、、ヽ,、、. ```: : : ``` 、.、'` .|丶、 .l","ヽ、,"、,"'、ぃ、、,、、、、.、、、.、、、_、.,,.ヽ´ l゙ ゙).._ ,、':゙l:、、`:ヽ、`:、 : `"```¬――'''"`゙^` : ..、丶 .l゙ `ヽ ,i´.、ヽ".、".、"'ヽヽ;,:、........、 、、...,,,、−‘` 、‐ |゙゙:‐, ,.-l,i´.、".`ヽ,,,.".` `゙゙'"`'-ー"``"``r-ー`'": _.‐′ 丿 ,! j".、'ヽ,".、".、"`''`ー、._、、、 、._,、..-‐:'''′ .、,:" 丿 ゙l,"`"`''ヽヽ"`"` ```゙'''"ヽ∠、、、、ぃ-`''''": ` 、._./` ._/` `'i`ヽヽヽ`''ーi、、、: : 、.,-‐'` 、/` ``ヽン'`"` : `~``―ヽ::,,,,,,,,,,.....................,,,,.ー'``^ ,、‐'"` `"'゙―-、,,,,..、、 : ..,、ー'"'` : `‘"`―---------‐ヽ``"''''''"" >>5 確かに! 今までコピーしたことなかったけど、改めて追ってみると カッチョイイ曲ですね! It won't 〜のコードは レスリーゴーアの涙のバースデーパーティ にも登場しているよ。 一曲に数カ所は「おお!」と思うところがあるよなあ すげえよ >>3 ,6 楽器演奏できなくて理解できないからって荒らすなよな。 Please Please Meのサビのところ、最初のキーから4度上に転調しているように聞こえる。 使っているコードはすべて最初のキーのダイアトニックコードであるにも関わらず。 そしてそのあと何の違和感もなく自然に元のキーに戻っている。 特にJohnはこういう転調しているようなしていないような、曲のキーが何であるかをぼやかしてしまうような、 不思議なトリックが実にうまい。 Help!、Because、解散後のLove etc.. カバーの曲になるけど、Till there was youを聞いて それをコピーした頃(高校2年の頃) Augや9thを実際に弾いてみて感動した!! Michelleのコードも変わってるよね。 歌に入ってから、普通のマイナーキーでの流れなら、 Fm - (F7) - Bbm といくところを、いきなりメジャーから始めて、 F - Bb7+9 って行って、トニック、サブドミ共にマイナーコードを使ってないんだよね。 一見甘ったるいバラードだけど、なんともいえない苦みがあるように聞こえるのは、 この辺のコードの工夫にも由来してると思う。 ちなみに+9thのコードは前出のTill There Was Youでもジョージがソロの終わりの方で C7の裏コードとして使ってるね(Gb7+9)。ビートルズでは頻度の低いコードだけど。 厨房のときに先輩からコードを教わってて、 「これが普通のGで、こっちがビートルズのG」 って2弦3フレットを押さえるGのフォームを教わった。 コードブックとかには載ってなかったので感心した。 後になって、特に洋楽のアーティストが多用していることに 気がついた。 カントリーチックなドライな響きがするので好まれるんだろうな。 ビートルズの G というと 一弦解放でG6ってイメージかな >>15 TAB譜で320033のことじゃないかな? 14さん、そうですよね? この場合、6弦→中指、5弦→人差指、2弦→薬指、1弦→小指で 押さえるんですか? >>16 そう!まさしくその押さえ方です。 実際には5弦の2フレットの長3度の音は6弦押さえてる中指にミュートされちゃって あんま鳴ってないっていうか、あえて鳴らさないことも多いと思うんだけど。 知り合いで1弦、2弦の3フレットを小指セーハで押さえてる奴もいたな。 3度の音が希薄になるから、明るくなり過ぎないという特徴がありますね。 Gは二間の開放がどうしてもピックを強く拾ってしまって音がでかくなっちゃうけど 三フレ押えとけばバランスよくなるね EaglesのTake it easyもこのGを使っているのかな? 14さんの言う「カントリーチックなドライな響き」って言うのが 非常によくわかります。 >>19 そうそう。Take It Easyもこれですね。 ビートルズの3人ともGはこれを多用してるね。 挙げて行くとキリがないけど。 あのYesterdayのイントロもチューニング全音下げでこのフォームだし。 でも使い分ける場合もあるようで、Two Of Usなんかは、Johnはこの形だけど、 Paulは2弦は解放弦にしてる。 セブンスに行きたい時ちょっと面倒かな。 まあ慣れちゃえばどってことないきもす。 >>22 どうしてもこのスレをこの板から追い出したい連中がいる事は確かだな。 >>23 それが、oneとかkuma どうも自分達の独断と偏見の板にしたいらしいよ 削除依頼スレみてみろや まあ、それに流されるものいいかもしれんがw まあそれまでガンガレ >>24 糞スレ立て生きがいのオマエが、がんばれと言う資格ないよw 分かったかい?加齢厨房君 まあ要するにコード理論の触りも分からない無能にとってはスレ違いに思えるってことか。 コード理論が分からないと音楽語ってはいけないと思ってる人は、スレ違い以前の問題です。 スレの主旨も分からないで書き込んでいる人は小学二年生以前の知能です。 まあでも、誰が見たってスレ違いなものはともかく、判断つけにくいもの、 人によって捉え方が違うものは残しておいていいんじゃねえの? 荒らし防止っていう意見もあるみたいだけど、このスレを見る限りでは、 荒らそうとしてるのってスレ違いだって言ってる連中だけじゃん。 板違いなんだから、住民と仲良くヤレ それが削除されない秘訣ってもんだ 自治厨と暴れる奴ほど迷惑なものは無いよ 音楽要素の一つを語って板違いってのもすごいことだな。 ビー板らしいっちゃらしいが。他の音楽板じゃありえん。 正しい議論で自治房にお願いした方がいいんじゃねえか? 初期のLIVEを見てるとスタジオ版では見れないコードを使っていておもしろい。 「she loves you」の「with a love like that you know you should be」のとこなんだが、 売ってるスコアを見るとCmにD7てことになってるが、正確にはC6とDaugだろ。 そうじゃないとジョンの低音パートのメロディーが出てくるはずがないと思うが。 >>37 正確にはそうだね。(C6はCm6の勘違いだと思うが) でも楽器パートはCmとD7しか弾いてないので、コピー譜なんかだとそう書かれてるんだろうね。 ”Well, I saw her yesterday"のところも正確にはBm、D6だけど、楽器はD7しか弾いていない。 最初にCmが出てくる”Yes, she loves you〜”のところも正確にはCm6だね。 曲作りの段階でコード弾きながらメロディを載せていって、フィーリングでハモってたらそういう音が 出てきちゃったんだろう。メンバー自身も「あ、よく考えたらオーギュメントだなあ」ぐらいの 感覚じゃないかと思う。 いずれにしてもこのシックスとオーギュメントの響きはビートルズの曲中ですごく重要な要素だよね。 「すてきなダンス」で一瞬augが入るところなんか、いかにもJohnぽくってすてき! なるほど、Cm6ね・・・納得した。 って、俺的には押さえ方はx3121xということでだが、 それでいいのかな? あとD6はまったく気づかなかった。 >>39 うん。それでOKだね。 でも実際弾いちゃうとビートルズがやってる感じとはかけ離れちゃうね。 演奏する場合は素直にCm弾いてコーラスパートで6thを出した方が正解ジャマイカ。 m6ってギターでは押さえにくいコードの一つだよね。 メジャーの6thと同じく、理論的には4notesコードなので、Cm6の場合だと、C、Eb、G、A、の4つの音 が鳴ってればよい。場合によって5th(G)、ルート(C)は省略可。 このスレおもしろくなりそうですね。続けてください。 「Drive My Car」のコード進行はまさに芸術だな。 リズムの騙しのようなイントロに続いて、ポールがsus4をキープし続ける、調性感の不鮮明な 異様なハーモニー。続くドミナントでb13thを伴いギター、ベースのフレーズ感で強力なトニック への求心力を臭わせたかと思うと、それを見事に裏切り強烈なコーラスとともになんと平行調のBmへ! 「ベイビー、俺の車を運転してもいいぜ!」 G7でcoolなブルース感を漂わせ、II7-V7-Iと収束に向かったかと思いきや、その後のドミナントで +9th、ルート、7thと非常に近接する危険な和声でのあの、「Beep Beep〜!」のコーラス! それにより打ちのめされた後に訪れるカタルシス。。。 これを20世紀の音楽芸術の奇跡と言わずして何と言おう。 んで、「Drive My Car」は恐らく、意識的かどうかわからんが、作風的に「Ticket To Ride」の 延長線上にあると思うのだけど、「Drive〜」のサビとよく似た進行の”She's got a ticket to ride" の部分で、ブレイクするところで、GM7(+11)なんていう恐らく他に使われた曲のないコードを 使ってる。なんかこの箇所で異様に切なくなるんだよね。 隠し味的だけど場面に合わせて見事なぐらい効果的に使われてる。 で、こういうテンションコードも決してジャジーに響かないんだな。明らかにジャジーなタッチを 狙った曲は別だが。 DriveMyCarを我流でやるとどうしても平板になっちゃって困ってたことがあったなあ そんなことになっておったのか。 イヤー、すげーマニアックになってますねー! Drive My Car、ドミナントでb13thってことは自分なりに 5x566xっていう押さえ方と理解しましたが・・・ このコードはソウルなんかでよく使うヤツです。(S・ワンダー「迷信」とか) Ticket To RideのGM7(+11)ですが、ずっとGM7だと思ってましたが、 1弦開放を混ぜて3x4430にすればいいのだろうと思いますが。 こういうの、ジョンはよくやる。 「I'll Cry Instead」のD7、1弦開放の音が混じってる。 >>46 Drive〜の-13thのところは実際は楽器類はただのAもしくはA7しか弾いてないんだけど、 コーラスパートでテンションを作ってる訳ですな。 正確にはA7+9-13。 Johnが+9th、Georgeが-13th、Paulが7thだと思う。 Ticket〜のあの場所は、ギターパートなんかはそのやり方でいいよね。 Vo.パートの”Ride〜”の最後の音がC#になってるからトータルの意味でのコード としてはGM7(+11)ということになるでしょ。 (開放の6thまで入れると書いてて嫌になりそうだから割愛するw) このスレ、はっきり言ってみんな何言ってんだかわからないけど 久しぶりに子供のような好奇心で、熟読してしまう自分にびっくり! ビートルズってなんなんだ??! 彼らは、音を理論ではなくて、自分のイメージの音を作っていると思っていたので、 もしそうだとすると、ありえないほどすごいね。 すばらしい! ここまで細かい音の作りを解説してくれるのはうれしい。 しかし、解析すればするほど細かい音のちょっとした小技があらゆる場所で曲全体の動きを作っていることをまざまざと知らされるね。 このスレ、ものすごく期待します。 >>48 、49 そうだよね。理論、感性のどちらかだけでは作り上げられないものがビートルズにはあるように思えるよ。 ひとつひとつの工夫がそれだけ突出して際立ってしまうことも無く、全体像の中でとても意味あるポジション をとっていることが感じとれる。 その要因としてG.Martinの存在がやはり大きいんだろう。 B4の斬新な発想、奔放な音楽観に加えて、Martinの裏付けされた理論、構築力があってこそ、あのビートルズ サウンドは出来上がってるんだと思う。 楽器はノーマルなMやm、7thなどのコードで、Vo.とのコンビネーションで全体のコードを 作っている他の例として、 「Help!」のサビの頭、「You Can't Do That」の”〜told you before, oh, you can't〜」の部分などもあるね。 前者はVo.のみsus4、後者は+9thからsus4。 変哲が無いように見えて、実は独特の響きになっている。 後者のsus4の部分なんて、普通の7thコードの上にsus4が乗ってる訳だから、理論的にはとてもおかしい ことになってるんだけどね。でも全然不自然じゃない。 このスレ見る時、側にギターなどの楽器をおいて 確認しながら見ている人はきっと私だけではないはず。 大変、勉強になります。 誘導厨は楽器・作曲関連スレがビー板にあると プロ野球総合板みたいに荒れるとか言ってる基地外なのでスルーで。 じゃあ勉強ついでに、おこがましいがクイズをひとつ。 >>39 の人が示してくれたx3123xというCm6の押さえ方だが、 よく見るとほかの何かのコードに似ていることにお気づきだろうか。 そう、これにFをルートとして加えるとF7になるんだよね。 こういう訳で構成音が非常に似ているので、メジャーキーのトニック(G)の全音下の 7thコード(F7)は、サブドミナントマイナー(Cm、Cm6)の代理として使うことができる。 この使い方、ビートルズは非常に少ないんだけど、いくつかの曲でやってるよ。 探してみて。 >55 すみません。教えてください。 アイルビーバックという曲で、 「下降するコード」がジョンのお気に入りと スコアに書かれているのですが、「下降するコード」とは どういうものなのでしょうか? >>57 歌に入ってからの、Am-G6-FM7-E7の部分のことでしょう。 コードのルート音がA(ラ)-G(ソ)-F(ファ)-E(ミ)という風に下がっていってるから、 という意味でしょうね。 この考え方でいくならば、Help!のイントロとサビ、(Bm-Bm/A-G-G/F#-E) It Won't Be Longの”Since you left me, I'm so alone〜”の部分、(E-D#aug-D6-C#7) Anytime At Allの”If you need somebody to love〜”(D-F#m/C#-Bm-Gm/Bb) などがJohnの曲では「下降するコード」ということになりましょうか。 反対に「上昇するコード」ということであれば、Paulの作品、Here There And EverywhereのA部分 (G-Am-Bm-C)などががそれと言えるかもしれません。 でもこういう考え方は本来おかしい。なぜならコードというのは複数の音から成り立っているので、 ある音からある音をみれば下がっているけれども、違う音同士を比較すれば逆に上がっているという ことになる。 それにコードの構成音は例えば鍵盤上のこの位置の音でなければならないと定義されるものではないので、 例えば4度上という音程関係(ド-ファ)はひっくり返せば5度下ということになる。 だから異なる二つのコード同士を比較した場合、どちらが上でどちらが下というのは本来定義できない はずなのです。 コード進行において「下降する進行」と一般的に言われるものは、Michelleのイントロのような、 コードの中の特定の音だけが下がっていくという進行、クリシェと呼ばれるやつですね。 こういうものをさすのが普通です。 でも実際に演奏する側のイメージとしては「このコードからどんどん下がっていって。。」みたいなのは普段 感じていることだと思います。ギターや鍵盤などのコードを演奏する楽器に共通して言える認識でしょう。 当然Johnにもそういう認識はあったはずで、そういう意味で「下降しているように見える」進行が Johnのお気に入りだったというのはあるかもしれませんね。 良スレ化 パッハベルのカノンもいわゆる下降かな? 青い影とか A DAY IN THE LIFEとか >>59 この手はその名を採って「カノン進行」とよく言われてるね。 A Day〜もその応用。 Let It Beもベース音を入れ替えて長さを変えればこれになる。 聞いてて安心感、安定感のある進行だからよく使われるんだろう。 うーん勉強になるなあ コードの深みに触れた気がする よろしくたのみますぜ 逆に最もひねりのない曲ってどれかな。 Act Naturallyとかかな エヴァリーブラザーズとか先達がどこまでやってたのかも気になるな。 >58 なるほど・・ 丁寧に教えていただき、ありがとうございました。 とてもわかりやすかったです。 ビートルズがほとんど使わなかったコードとして上げられるのが、まずm7(-5)。 ハーフディミニッシュとも呼ばれるやつだけど、まともに使ったのは最後期になってから。 Paulが「You Never Give Me Your Money」で、Johnが「Because」で使用。 それまでは、「Penny Lane」の”All the people that come and go"の部分などのようなクリシェの 経過としての使い方を除いては全く使用されていない。 マイナーキーではダイアトニックコードの中で2度にあたり、非常に重要な存在なのだが、 もともとビートルズには、どマイナーの曲が少ないということもあり、使用の機会が少なかった。 もしくは使い方をよく知らなかったのかもしれないね。 「Yesterday」の2つ目のコード、「Here There And Everywhere」の”〜wave of her hand”のところ のコードも順当に行けばVIIm7(-5)のはずだけど、あえてVIIm7を使ってるね。 まあ、Yesterdayの場合VIIm7(-5)にしてしまうと、あのメロディーはあてはまらなくなってしまうの だけど。(メロディックマイナースケールの2度のコードとして順当) おかげで両者ともVIIm7(-5)を使うよりなんとなくクールな感じに仕上がってる。 それ以降ポップスでは、I-VIIm7-III7-VImというパターンは定番の一つになってる。厳密にビートルズの 影響なのか、ビートルズも他のミュージシャンに影響されてのことなのかは検証したことが無いけど。 m7(-5)はそれ以降、Paulの名曲「My Love」の”My love does it good"の部分で非常に印象的な 使われ方をしてる。 近年のポールのライブで、「You Never Give Me Your Money」をやってるけど、 オリジナルでBm7(-5)のところをDmに変えてやってるね。 わざとなのか、忘れちゃったのか、録った後やっぱりDmにしとけばよかったと後悔していたのか。。 同じくライブでやる「Carry That Weight」の途中ではしっかりBm7(-5)でやっているので、 忘れたということはなさそうだけど。 いずれにしてもBm7(-5)も、ポールの中では、Dm/B、という認識の方が強そうだ(同じ音になる)。 「My Love」も同様か。 ジョージの「マイスウィートドウド」 2カポ・・・・|Em→A|Em→A|D→Bm|D→Bm| 渡し・・・・・|D→D|D7→D7|B→B|E→Fdim| キー上がり・|F#m→B|F#m→B|E→C#m|E→C#m|エンド。繰返しは省略。 | で、まあ、「drive my car」に勝手に戻りますが、 D7のときのポールの高音パートがsus4、つまりファですが、 これはつぎのG7のルート、Gなわけで、ポールが先走っているわけです。 次のA7は、コーラスパートを正確にコードにすると 前に出たA7+9−13というコードになりますが、 全部G7の構成音と考えるとG7/Aという風にも いえると思います。まあ、無理やりですが・・・ そう考えると、A7ではポールが今度はベースで先走っているわけです。 その後、バンドがポールに追いつかずにそのままBm7にいってしまう。 よくソウルなどで使うのが、トニックがDmai7の場合、 ドミナントはG/Aというのがありますよね。 ビートルズはこの曲でD7とG7/Aに置き換えたとも考えられます。 強引に言うと、この曲はビートルズ風モータウン というふうにも言えないでしょうか? >>71 ひさびさのレスだね。 とても面白い解釈だと思うよ。 でも残念ながらA7+9-13は、Gをルートにして考えた場合はG7sus4になっちゃうね。 +9thはCナチュラルの音だからね。 それにサブドミの7thをドミナントの上にのせるという解釈はサウンド的にかなり無理がある んじゃないかと思う。サブドミmaj7をドミナントの上に、というのは普通にやることだけど。 ポールの歌ってるGの音はとにかくこのドミナントまで、フェイク的な上り下がりはあるものの、 sus4、ルート、7thとコードの中での役割を変えながらずっとステイしてるんだよね。 発想的には同じ音でずっと通せないか、みたいな感じのような気がする。 まあ、これも多分にMartinの仕業の可能性が高いと思うけど。 でも彼らの発想力っていうのはとんでもなさそうだから、71さんの解釈も否定は出来ないよね。 あなたの発想力にも恐れ入った。 ポールが高音を一定の音程でハモルのはバグパイプの奏法の影響だとかテレビで見た、オーボーイ。 >>73 おー、なるほど! 確かにイギリスのバンドってこの手法使うことが多い気がする。 ビートルズのあまり使わなかったコード、次にあげられるのがmaj7 「ちょっと待て。Till There Was YouやIt Won't Be Longの最後のコード、There's a Place、I'll Be Back、 No Replyと、初期の頃からたくさん使われてるじゃん。」といった声が聞こえてきそうだけど、そういう 意味ではない。 要所要所で効果的に、また前後の流れの関係で使うことはあっても、ビートルズは「maj7を中心とした コード進行」はほとんど使わなかった、という意味だ。 maj7はコードのカテゴリーとしては4notesコードであり、今では様々なジャンルにおいて4notesコードを 中心としたコード進行はすっかりお馴染みになっている。我々の耳にもきわめて自然な心地よさを持って響く。 maj7、4notesコードで成り立つ音楽というのは、AOR、現在のR&B、フュージョン、といったジャンルで 多用される、幾分複雑で都会的な響きをもつ音楽である。 ジャズではモダンジャズ以降、またボサノバなどでは古くからばんばん使われているのだが、ポップスおいて それが当たり前のように多用されるようになるには、70年代のウエストコースト、AORといった音楽の登場 まで待たなければならない。 先程例の挙がったモータウンなどにおいて、60年代からのブラックミュージックでは既に多用されており、 白人がその要素を自分らの音楽にとり入れた、というのが実情であろう。 具体的には、キーがCであればトニックはCM7、サブドミはFM7、IIm、IIImではDm7、Em7を使い、ドミナントに おいてはGやG7がそのまま使われることは少なく、Dm7/G、F/G、G7(13)、またその他のオルタードテンション コードなどが使われることが非常に多い。 ドミナント以外のコードにおいてもテンションノートを効果的に加えるなどの工夫がなされるのが普通である。 周知の通りビートルズは多種多様な音楽の要素を自分らの楽曲へ取り入れるのに非常に貪欲であり、ジョンの ボブ・ディランなどのフォークムーヴメントからの影響、ジョージのインド音楽への傾倒、中期〜後期にかけて ホワイトブルースやハードロックムーブメントの吸収など、枚挙に暇がない。 当然モータウンやソウルといったジャンルにも関心を寄せていたことは確実であるはずなのに、彼らはコード進行 においてはこの種の音楽の要素を取り入れることは非常に少なかったといえる。 確かにリバプールサウンドが原点である彼らの音楽の周辺においては、時代的にまだそういうコード進行のもたらす 響きが斬新すぎたと言えるであろうが、彼らの音楽的な姿勢を考えるとこの事はむしろ非常に不思議にも思える。 彼らがコード進行の中心に据えていたコードは、3notesから成り立つ、いわゆるトライアードである。 キーがCであればトニックはC、サブドミはF、IIm、IIImではDm、Em、ドミナントではじめてG7を使い4notes になるといった具合だ。 その響きは単純で明快、安定感や力強さが前面に出る、と言えるだろう。 もう一つは彼らの音楽的なルーツである、R&RやR&Bの要素である、ブルースのコードや進行である。 ビートルズは様々な音楽の要素を取り入れながらも、コード進行においてはこのシンプルなトライアードの世界に 強くこだわり続けたのだろう。彼らの音楽が洗練されて行きながらも、ある種の泥臭さや親しみやすさを失わな かったのはこの事が大きく影響しているように思う。 ポールはビートルズ解散後の活動において4notesコードを中心としたコード進行を数多く使用している。 「Listen To What The Man Said」、「Silly Love Songs」、「Ebony And Ivory」などのヒット曲がその代表だ。 それらの名曲の数々は非常に洗練され爽やかで心地よい響きをもたらす。しかしビートルズにおける荘厳とも言える トライアードの美学とは完全に異質なものだ。 長くなりました。 それ一発でふわっとしちゃうんだよね。Maj7は。 耳あたりはやわらかいけど、支配的な響きになってしまい その響きから抜け出せない。ビーらしい遊び心と噛み合わせが悪い希ガス オクターブは違えど「ど」と「し」が一緒に鳴る茫漠とした響きだから やっぱビーっぽくないんだよな。内省的になると言うか。 ジャズ界はビーに対して一定の敬意というか、 いろんな事情はあるにせよ、結構取り上げたりするけど ビーの連中はジャズは聴いてたのかな。 >>77 Johnはインタビューでジャズが嫌いだと言ってたね。 PaulやRingoは好きそうな気がする。 アルバムYellow Submarineの後半を聴くとわかるが、G.Martinはクラシックからジャズに至る広範な音楽知識を 持った正当なコンポーザー、アレンジャー。 彼がレコーディング時、特にSgt.〜などを録っていたような時間がいくらでもあるスタジオ入りの際などに、 B4に彼らのよく知らない様々なコードパターンを提示してみせた事は容易に想像できる。 しかしJohnならこう言ったかもしれない。「ヘイ!ジョージ。そんなのはビートルのサウンドじゃないぜ。俺らの サウンドはこうだ!」おもむろにギターでGのコードをかきならすJohn。 それにしてもYellowの後半のオケの演奏、へたくそだな。。 >>72 間違った解釈に対し、正しくフォローしていただきありがとうございます。 やパリ「drive〜」のそこの部分、ざっくりいうとミラクルってことでしょうか。 バグパイプっていうと思い浮かぶのがウィングス「幸せのノック」。 ベースがずっとBフラット(フラット記号ってどうやって出すんだ?) これもmaj7ですね。ギターコードは x1323x x1303x x1324x でしょうか。コード名はわからんwww こういう2ちゃんのようなところでコードの押さえ方なんか書いていいのか? その辺、もしわかれば教えてもらいたいです。 maj7系の曲、日本だといわゆるシティーポップスに洗脳されてきているせいか、 あまり良い印象ないですが、ウィングスの「JET]とか聞くとそんなに違和感ない、 ということは使い方しだいなのかなーとか思いますね。 >>80 「幸せのノック」コード名をつけるなら、 BbM7、Bb6、F7/Bb、F9/Bb、 といったところで。 /Bbの部分はいわゆる「ペダルポイント」というやつ。 オンコードなわけだけど、パイプオルガンの演奏でよく使われる手法だからその呼び名がついた。 コードが変わっても足鍵盤が同じ音を維持するということ。 足で鍵盤を踏む訳だから、あまり激しい動きが出来ない。という理由で多用されたんだね。 この場合はドミナント7thをトニックのペダルの上に乗せてる訳だけども、このやり方はクラシックで ベートーベン等の古典派の時代に頻繁に使われた手法。ロックやポップスでは比較的珍しいね。 7thが入らないやり方はよくあるのだけど。 例:C - F/C - G/C - F/C - C ちなみにフラットは普通に日本語で「ふらっと」と打って変換すれば「♭」が出てくるし、 英小文字の「b」でも可だよ。 こんな有意義なスレッド、下がってるのはもったいないのでageとく。 >>83 同意だが、上げすぎるとウンコ張られたりするからなー 困るよなー >>80 >こういう2ちゃんのようなところでコードの押さえ方なんか書いていいのか? >その辺、もしわかれば教えてもらいたいです。 もし著作権に関することを言ってるなら、コードの押さえ方自体は著作物ではないので問題ない。 ただしコード進行を一曲丸ごととか、スコアに近い形で掲示してるとJASRACあたりが文句を言ってくる 可能性がある。実際それで閉鎖に追い込まれた音楽研究のプログもあるくらい。 ただしまだ確定的な規定や判例はないのが実情。 この件に関しては程々にという事で。あまり物議をかもして問題になって折角のスレの意義が失われても もったいないので、ひっそりと楽しみましょうや。 現実2chの作曲関連のスレ等で、その点で目を付けられそうなところは他に山ほどあるので安心汁。 俺はジョンレノンアコースティックに入ってるリアルラブのC9がすごく好きです フラットの入力で♭がでるとは・・・ ゆうびん以来の驚きでした。あとBの小文字か。 >>87 シャープも出るでよ。♯ でもナチュラルは出ない。 ま、それはシフト+3でも良いじゃんと思ったが # ♯ 微妙に違った。 >>90 そうか、シャープも出るか・・・ で、55だが 7度の7度(セブンス)が、4度(サブドミナント)の短3度(m)と同じ音なので、 サブドミナントのマイナーコードは7度のセブンスに置き換えられる、 という話だと思う。 ビートルズはあまりこれを使ってない、ということかなー。 作曲のテクニックとして応用できると思う。 ビートルズの他の曲で、となると・・・ ちょっと思いつきません。 >>86 「リアル・ラヴ」はイマジンのサントラでしか知らなかったので、 つまりジョンレノンアコースティックのほうでは1音キーが高いということなのだろうか。 C9にはセブンスの音が入っているので、 これもまたサブドミナントのマイナーコードに置き換えられるという話だと思うが・・・ 今まで出でできてないと思うが、これぞ渋いコードというのが 7(#9)というやつ。 ブルースロックなどで頻繁に使われるが、 maj7と同じく、ビートルズはあまり使わない。 思いつくところでは 「you can't do that」の「ビコザトジュビフォ・・オー」の「オー」んとこ。 「drive my car」の「ビピヴビピヴイエー」のとこ。 「taxman」のD7のつぎのD7(#9)。 「maybe i'm amazed」の盛り上がりどころの中間あたり。 他にあるでしょうか。 >>94 すいません。「オー」んとこじゃなくで「トジュビフォ」んとこでした。 >>91 >ビートルズの他の曲で、となると・・・ >ちょっと思いつきません。 ヒント:アルバム「Magical Mystery Tour」 >>94 既出だけど、>>13 のように意外なとこでも使われてる。 他、「みんないい娘」「パーティーはそのままに」「愛の言葉」etc. 念のため、 +9と#9は同じ意味ね。 -5と♭5も。 >>94 コードとボーカルでカムトゥギャザーの最初の部分がその音使ってるような… 俺そこまで詳しくないから自信ないですがどうですかね? 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read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる