>>177
やはりHITパネルの夏の暑さに強いという定評は本当で
その長所は北海道より温暖地である九州でより発揮できるようですね。
逆に北海道では寒冷地故か、Si系は暑さによるハンデが無い分
他社の成績が伸びてHITの長所が目立たなくなっていました。

九州はHITに次ぐ高効率を誇る単結晶系の代表格である東芝が以外と
伸びないのが気になります。Si系の宿命として夏の暑さにことさら
弱いのでしょうか?

東芝は最新鋭モデルの240WモデルならHIT以上の高効率になりますので、
成績が変わるかも知れませんし、北海道のテスト地なら暑さに
弱いという欠点は出にくいので、好成績になっているかも知れません。

一方、ソーラーフロンティアは同じ面積当たりでの発電量比較だと
かなり分が悪くなりますが、パネル発電量全ての積算での数字は高いですね。
面積が広い分、パネルの一部が時折、雲や建物の陰に隠されるような
部分影による電圧低下に強いという長所が出ているからでしょうか。

いずれにせよ、各テスト場の結果を見ると
性能以前に太陽電池パネルは各社適所適材があるようですね。

温暖地で夏の暑さがきつく小面積で発電量を稼ぎたいならHIT。
寒冷地ならより安価に発電量が稼げる単結晶系の他社。
時間的に部分影が発生するような所に設置せざるを得ないか、
大面積を確保できるという条件で安価に発電量を稼ぎたいなら化合物系のCIS。
という結論になりそうです。