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掛布雅之氏、馬場皐輔は「勝利の方程式に加わってもおかしくない。イニングをまたぐ馬力もある」

 出場機会の少ない選手の移籍活性化を目指す第2回「現役ドラフト」が8日に開催され、巨人は阪神から馬場皐輔投手(28)を獲得した。17年ドラフト1位で、主にリリーフとして活躍してきた右腕。巨人は課題の救援強化に成功した。

 岡田監督は出血覚悟で馬場をリストに載せたのだろう。阪神の充実したブルペンでこそ働き場所は少なかったが、リリーフの手薄な巨人では勝利の方程式に加わってもおかしくない。

 私が阪神のシニア・エグゼクティブ・アドバイザーを務めていた2017年ドラフト1位で入団。球速150キロ以上の触れ込みだったが、入団当初はそこまでの球速は出ず、スライダーに頼る投球が目についた。
課題のストレートを磨くことで、入団3年目にリリーフで頭角を現すと、プレッシャーのかかる甲子園のマウンドで堂々と腕を振れる投手になった。

 今年の阪神は岡田監督が「スペードのエース」と称した桐敷が大ブレイクした。右と左の違いはあるが、馬場も桐敷と同じように、イニングをまたぐ馬力がある。新天地で花を咲かせてほしい。