「そもそも、中日の再建ポイントは打撃陣です。今季は先発投手陣が『10敗カルテット』なんて言われていますが、柳裕也(29)、高橋宏斗(21)の防御率は2点台で、小笠原慎之介(26)も3点台前半です。涌井秀章(37)も105イニングを投げています。10敗していますが、内容は決して悪くありません」(前出・同/成績は14日時点)

 ファームは若い投手を育てられない。ということは、若手の実力差が大きく、「下からの突き上げ」もないので、一軍投手は安穏としていられるわけだ。

 課題の打撃陣だが、チーム打率2割3分8厘、347得点、総本塁打62はリーグワーストだ。しかし、チーム打率5位のヤクルトとの差は、たった2厘。なのに484得点を挙げており、この2厘の差が137得点もの違いになるとは思えないのだが。