地方再生のカギは広島にある
https://dot.asahi.com/aera/2017090700085.html?page=1
カープファンをやっていると、とても不思議に感じるのは広島の街、人々なのです。

広島カープの丸選手は千葉県の出身ですが、インタビューで
「千葉に帰っても、家に帰ってきたという感じがしないんですが、
広島に帰ってきて新幹線からマツダスタジアムが見えてくると、
あ~家に帰ってきたなという感じがするんですよ
菊池涼介選手(東京都出身)ともいつも話してますよ」

私も全く同じなんですよ。東京生まれ、東京育ち、ニューヨーク歴25年、岩手県歴8年。
広島は住んだことがないというワタクシでさえ、広島に来ると帰ってきたなという
感じを強く持つわけです。ここには広島という街の持っている独特の魅力が
関わっているのではないかと思います。

カープというコンセプトが街中に浸透し、それを中心にありとあらゆる人がつながれば、
広島という街を形作るという、まさにあるべき地方都市の姿ではないでしょうか。

地方再生で一番欠けているのがこの点だと思っています。
何百億円もかけて赤字になるような美術館をつくってみたり、
つまらない商業施設をつくってみたり、建物さえつくれば活性化するという思い込みが
決定的に間違っているという証拠はいくらでもあります。