NPB関係者は先月上旬の時点で、このようにのん気にも鼻息を荒げていた。
「ラグビーの日本代表が初の決勝トーナメント進出を果たし、日本中が
ひとつになって代表チームを応援しようという雰囲気になった。
『次は野球だ』となって、いい形でバトンを引き継げると思うし、
今度のプレミア12は過去最高の盛り上がりになるはずだ」
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「客席は映すな!」プレミア12、不人気ぶりに眉をひそめはじめたスポンサー
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191115-00058263-jbpressz-life


ここまで盛り上がらない侍ジャパンがらみの国際大会も珍しい。
野球の国際大会「プレミア12」だ。
極めつけは、日本で行われているスーパーラウンドで侍ジャパンの試合が不入り続き。
内外野ともスタンドには空席が目立ち、中継用のテレビカメラを回すスタッフの間からは
「客席は映すな!」との怒声が飛び交うなど現場は緊迫したムードに包まれていた。

NPBエンタープライズの母体・NPB(日本野球機構)の関係者も青ざめながらこう嘆く。
「この日は屋外球場で悪天候だったとはいえ、日本の試合会場で侍ジャパンの
試合がここまでガラガラになるとは想像もしなかった。正直に言って、これは
侍ジャパンチームの存続そのものについて危機的状況と言わざるを得ない」

だが〝時すでに遅し〟の感は否めない。
このように言いながらもプレミア12が開催される直前まで、NPBエンタープライズ
側には今大会の成功を明らかに楽観視しているフシがあった。
ちょうど先月まで日本でラグビーW杯が開催され、予想以上の盛り上がりを
見せていたからだ。
前出のNPB関係者は先月上旬の時点で、このようにのん気にも鼻息を荒げていた。
「ラグビーの日本代表が初の決勝トーナメント進出を果たし、日本中が
ひとつになって代表チームを応援しようという雰囲気になった。
『次は野球だ』となって、いい形でバトンを引き継げると思うし、
今度のプレミア12は過去最高の盛り上がりになるはずだ」

ところがフタを開けてみると「過去最高」どころか「過去最低」の注目度に
成り下がろうとしている。天国から地獄の現実を突きつけられ、今では
侍ジャパンとNPB側の関係者たちは人気低迷に顔面蒼白となっているのだ。