阪神・西や西武・森は難航…巨人の大補強「獲得を狙う意外な選手」
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獲得競争で巨人の先をゆく球団

ところが、現実はそれほど甘くないようだ。

「阪神の新監督に就任した岡田彰布さんが、フロントへ『(西を)是が非でも残してほしい』とアピールしているようです。
西はこの2年、6勝9敗、9勝9敗と貯金を作れていませんが、相手チームがエース級を当ててくるからという事情があります。
6回を投げ自責点3以内のクオリティスタートが多く、しっかりゲームメイクができる。阪神はそれなりの条件を提示し、全力で引き留めに動くと思います。

西武の森はFA権の行使が濃厚ですが、獲得競争で一歩リードしているのはオリックスです。
森の地元・大阪を本拠地とする球団ですし、本人も少年時代にオリックス・ジュニアに所属していました。
沢村賞を獲得した山本由伸など力のある投手をリードでき、捕手としては魅力のあるチームでしょう」(スポーツ紙担当記者)

以前のように、巨人のネームバリューとステイタスで選手が集まる時代ではないようだ。来季は首位奪還を狙う巨人としては、決して楽観できない状況だろう。
獲得に動きそうなのは、FA選手ばかりではない。

「8月に3度目のメジャー戦力外通告を受けた、筒香嘉智(ブルージェイズ傘下)です。
米国投手の速球にまったくタイミングが合わないことが露呈し、メジャー再昇格は難しいでしょう。
日本球界復帰となれば、長年4番を務めた古巣ベイスターズが手を挙げるでしょうが、現状ではレギュラーになるのは相当困難です。
筒香が守る一塁あるいは外野には佐野恵太、オースティン、さらには牧秀悟やソトが入ることもありますから。

巨人には岡本和真や中田翔など右の強打者はいますが、左の和製大砲は育っていません。
日米で経験豊富な筒香は、若い選手の多い巨人にとってぜひ欲しい存在です。
『侍ジャパン』でともにプレーした中田翔との関係も良好で、筒香にとっても居心地の良いチームだと思います」(同前)