>>603
西武野球をdisってんの?


では、野球の質は具体的にどのように変わったのか?

「打線は3割20本塁打以上打てる選手が揃っていますが、ラミレス政権の “負の遺産” として、個々人の能力に頼った野球しかしてこなかったことがあります。

 そこを石井コーチが変えたんです。打線は水物とよく言いますが、いい状態が長く続くとは限らない。
そこで、つなぐ意識を徹底させ、各自が “考える野球” に取り組んでいます。主力でも進塁打、バントなど当たり前のようにやります。
走塁も同様で、状況に応じて考え方を変えます。

 また、試合前の石井コーチ主導のミーティングは毎日やっています。そこでコーチから選手たちに伝えられるのは、昨日の試合の反省点と今日の試合でやるべきこと。

 そして必ず言われるのが、『意味ある凡打を打とう』ということです。打者はどんなに調子がよくても、打率は3割で4割に届かない。
だからこそ『7割の失敗をチームに生かそう』ということを徹底しています。

 なかでもユニークなのは、『見逃し三振も考えたうえでのことならいい』ということなんです。
これは巨人時代にもやっていたことですが、原(辰徳)監督には消極的に映り、2人がぶつかった結果、2年めに石井コーチは3軍野手コーチに飛ばされてしまいました」