球界大御所が矢野監督の「今季限り退任」表明で揺れる虎に緊急提言…
「阪神は次期監督として落合博満にオファーすべき」

このタイミングでの退任表明に疑問を抱いたのは阪神で臨時コーチを務めたこともある“球界大御所
“の広岡氏だ。
「いったいどういうことなんだ? 正直ビックリした。”さあキャンプイン”というタイミングで、
指揮官が”今年で私は辞めます”と伝えることなんか聞いたことがないし、信じられない行動だ。
相当な決意や覚悟があってのことなのだろうが、その思いは最後まで胸に秘めて戦うべきだろう」

さらに広岡氏は、こう続けた。

「果たして1年でいなくなる監督に選手がついていくのだろうか。監督の契約年数は3年でも短い。
5年なければ選手は指揮官の方を向かない。辞めるということは監督にとって最大の責任の取り方。
結果が出なかったから辞める、チームを強くするための球団の方針に納得がいかないから辞めるとい
うのが責任の取り方であって、最初から“今年で辞める”では責任の所在が曖昧になる。単なる逃げ
だ。それなら今すぐに辞めた方がいい。求心力を失い、チームがバラバラになる危険性がある。この
ことでチームがまとまり、いい方向、いい結果に結びつくか?と聞かれれば、はなはだ疑問。球団は
慰留したのだろうが、最終的に、このタイミングで退任の意向を公表することを認めてしまったこと
にも問題はある」