日本一のヤクルトは堅実な補強。大田泰示を獲得したDeNAの評価が低い理由は?【セ6球団補強採点】

■DeNA
評価=がんばりましょう(D)

【オフの補強ポイント】
△先発・リリーフ両方のテコ入れ
×捕手不安の解消
×機動力の改善

一番の補強ポイントは、防御率がリーグ唯一の4点台だった投手力の改善。しかしながら、ドラフト
では高校生の小園健太(智弁和歌山高)を1位指名。将来のエースを獲得したこと自体は問題ないが、
即戦力候補として指名したのは2位の徳山壮磨(早稲田大)と4位の三浦銀二(法政大)。将来的に
はともかく、今季すぐ一軍で戦力となるかどうかは疑問符がつく。

抑え候補として獲得した新外国人のクリスキーは、最速157キロの速球と切れ味鋭いスプリットの
評価が高いが、制球面に相当な不安を抱えている。日本ハムから戦力外になった大田泰示を拾い上げ、
楽天からは藤田一也を復帰させたが、どちらも補強ポイントには合致しない。レギュラーを固定でき
ない捕手や、機動力を使える選手も欲しいところだったが、後回しにされた。大田の加入は大きいが、
チームの課題が解消できたかという視点では、厳しい点をつけざるを得ない。

【主な入退団選手】
▼IN
大田泰示(外野手/前日本ハム)
クリスキー(投手/前オリオールズ)
徳山壮磨(投手/早稲田大)

▼OUT
シャッケルフォード(投手/自由契約)

https://thedigestweb.com/baseball/detail_3/id=51813