【ドラフト】関西学院大148キロ左腕・山本晃大が3球団のスカウトの前でアピール 憧れは井川慶
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◇20日 関西学生秋季リーグ戦第2節 関西学院大2―1立命館大(大阪市・南港中央野球場)

 プロ野球志望届を提出した関西学院大の最速148キロ左腕、山本晃大(こうだい)投手(4年・佐久長聖)が先発し、
3イニングを4安打、3奪三振、2与四球の1失点だった。プロ3球団スカウトが視察するなか、この日の最速は144キロ。チームは2―1の逆転勝利を収めた。

 今秋ドラフト候補に挙がる左腕、黒原拓未投手(4年、智辯和歌山)が調整不足のため、今節の登板を回避するなか、
186センチの大型左腕が第2戦の先発を任された。今季の初登板。
本荘雅章監督が「黒原を超えるんだという思いをもっている選手。きのう(19日)負けているし、オレがやらないと、という気負いがあったと思う」と振り返る。
力みが立ち上がりに表れ、3安打を集中されて先取点を奪われた。

 それでも2回以降は制球に苦しみながらも追加点は与えなかった。

 「2週間近くグラウンドを使えなかったので、満足にキャッチボールもできていなかった。
良いピッチングではなかったけど、2―1で勝って、その1点を守り切れたのは良かったかなと思います」

 プロ入りを目指している。三重県南伊勢町出身で、背番号「10」だった佐久長聖3年夏は決勝で敗退し、甲子園出場はない。
大学通算1勝ながらも、今春の大学選手権で神宮のマウンドを踏んでいる。

 憧れの存在は、かつて阪神でリーグ優勝に貢献し、ノーヒットノーランも達成し、ヤンキースでもプレーした井川慶投手だ。
「大学1年のときからプロを目標にしてきました。体が大きいので、スケールの大きな投手になりたい」。
春秋連覇を目指しつつ、10月11日のドラフト会議へアピールする。