必然だった“外れ外れ1位”・宮城大弥の大活躍。佐々木朗希と奥川恭伸を高校時点で上回っていた能力とは?
6/16(水) 6:03 Yahoo!ニュース  THE DIGEST


 ルーキー以外の若手で、今季最もブレイクした選手と言えば、宮城大弥(オリックス)になるだろう。

高卒2年目ながら開幕ローテーション入りすると、ここまで6勝1敗、防御率2.31と見事な成績を残している。WHIP(投球回あたりの被安打と与四球の合計)0.83は、規定投球回数に到達している投手ではダントツでトップになっているという点にも、今季の凄さがよく表れている。


 そんな宮城は2019年のドラフト1位でプロ入りしているが、石川昂弥(中日)、河野竜生(日本ハム)を抽選で外した後の、いわゆる“外れ外れ1位”だった。
この時点ではいきなり複数球団が1位入札した佐々木朗希(ロッテ)と奥川恭伸(ヤクルト)、また奥川の外れ1位だった西純矢(阪神)と比べると評価は低かったということになるが、その理由の一つは身体的なスケールのなさだ。

佐々木は190cm、奥川と西は184cmという長身なの対して、宮城は171cmとプロ野球選手にしてはかなり小柄な部類に入る。同じオリックスの先輩である山本由伸も18cmに満たない身長が4位という評価につながった一因と見られているが、投手については特に上背を重視する傾向がここでも出たと言えるだろう。

 それでも同世代では現時点で出世頭となっているわけだが、高校時代から宮城には突出していた能力があった。その一つが変化球だ。宮城の評価が大きく上がったのが3年春に出場した九州大会。

110キロ台の大きな曲がりのカーブ、120キロ前後のチェンジアップ、120キロ台後半のスライダーを完璧に操るピッチングは、とても高校生とは思えないレベルのものだった。

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