巨人10年ぶり9連勝で球団新13戦負けなし 戸郷6回零封8勝目で10勝視界!チームは4戦連続完封


巨人は28日に敵地・ナゴヤドームで中日と対戦し、4―0で勝利。チームは10年ぶりの9連勝で、球団新記録となる13試合負けなしとなった。
20歳右腕が投打で存在感を見せた。マウンドに上がったのは試合前まで7試合連続クオリティースタート(QS)の
6試合連続の与四球なしと安定感抜群の戸郷。
3回まで走者を許しながらも、20歳とは思えぬ落ち着きと低めへの制球力で無失点に抑えた。
4、5回を3者凡退に抑えると、その裏にバットでも魅せた。
0―0と先制点が欲しい5回。1死から四球と安打で一、二塁の好機で打席に立った戸郷。
当然のようにバントの構え。中日先発の柳が投じた初球は、内角高めに外れる直球にバットを引いて見極めた。
2球目もバントの構え。だが、投球と同時にバットを引いてバスターに切り替えると、真ん中低めのチェンジアップを捉えて、
プロ通算2安打目となる左前打で満塁とした。これにはベンチも大盛り上がりで、戸郷も塁上で笑顔を見せた。

そして、2死から岡本が待望の先制6号満塁本塁打。4点の援護をもらった戸郷は6回も無失点に抑えて降板。
その後は畠、中川、ビエイラで逃げ切った。
戸郷は6回無四球無失点で8試合連続QS、7試合連続与四球なしの圧巻の投球で今季8勝目(3敗)を挙げた。
チームは4試合連続完封、13試合負けなしの球団新記録で、10年ぶりの9連勝を飾った。