原辰徳さん紺綬褒章受章 引退後も消さなかった寄付の精神


久々に公の場にその名前が上がり、ファンにも喜びが広がっているようだ。
7月9日付の官報に、2018年9月に引退した原辰徳さんの情報が掲載されていたというのだ。
「『紺綬褒章』の受章者が載っていて、そのなかに原さんの名前があったんです。
『紺綬褒章』は公益のために私財を寄付した個人や団体に授与されるもので、毎月1回発令されています」(全国紙記者)
褒章の制度を定めた『褒章条例』によると、500万円以上の寄付が条件であり、彼らは少なくともそれ以上の寄付をしていたことになる。
「ただ、今回、原さんには『紺綬褒章』とあわせて『賞杯』が授与されます。
それが授与されるということは、原さんが1500万円以上の寄付をしたということ。彼は昔から慈善活動には熱心でしたからね」(前出・全国紙記者)
原さんはこれまで、寄付やボランティアなどの慈善活動を続けていたことで知られる。
2005年にはスマトラ沖地震津波で被災した子供たちのために、日本ユニセフ協会に1000万円を寄付。
2011年の東日本大震災では5000万を日本赤十字社に寄付して称賛を浴びた。
官報には寄付先や寄付額までは載っていないため、今回、原さんがどこにどんな寄付をしたのかは不明だ。
“多くを語らず人のために尽くす”原さんの姿は、引退したいまでも、まさにHEROだ。