Yahoo連合に大敗…見えた! まさかの赤字を叩き出した楽天の"ヤバすぎる結末"
決算後株価は17%下落

プレジデント Digital 2020/08/28 11:00

モバイル事業で、824億円の損失
楽天の中間決算としては純利益が9年ぶりの「赤字転落」となった。
新型コロナの感染拡大で、オンライン需要の高まりによりEC(電子商取引)需要は堅調なはずなのに、楽天の最終損益は275億円の赤字。背景には4月にサービスを開始したモバイル事業の赤字が響いた格好となっています。
なぜ堅調なECの売り上げを食い、大幅な損失を出すような、モバイル事業に投資するのか。それは、楽天がこの先、「モバイル通信業界のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」を目指しているからです。その序章としてスタートした「楽天モバイル」の利用者獲得は堅調のようですが、収益化の道筋はまだめどがついていません。

楽天の事業は「インターネット」「フィンテック」「モバイル」の3つのセグメントに分けられます。8月11日に発表した決算では「モバイル」事業が大幅な損失を出しています。この「モバイル」事業が「インターネット」事業に影響を及ぼすほどになれば、「ヤバイ」シナリオが見えてきます。