西武D1位・渡部 超重量の山川バットで快音
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2軍スタートとなった西武のドラフト1位・渡部健人内野手(22)=桐蔭横浜大=が1日、尊敬する山川穂高内野手(29)のバットを手に埼玉県所沢市のカーミニークフィールドでキャンプインした。

 「キャンプ前に山川さんに『どんなバットを使っていけばいいですか?』と質問したら、1本いただいた。若いうちに重いバットを振っておいた方がいいと思って…」

 86センチ、925グラムの山川のバットに対し、自身のバットは85センチ、880グラム。さらに「自分のはグリップが太いが、山川さんのは細くタイカップ気味。余計に重さを感じた」と2018、19年の本塁打王の“秘宝”に触れた。それでも松井2軍監督が打撃投手を務めた室内練習場で快音を響かせ、「打ちやすいボールを投げていただいたので、気持ちよく打てた」と笑顔をのぞかせた。

 昨秋に負傷した右肩の状態もあって2軍スタートとなったが、キャンプ第1クールはネットスローイングとキャッチボール、第2クール以降にノック時も“スローあり”に上げていく青写真を描く。「2カ月ぐらい全く投げていなかったので…。今は良い張りがあります」と話した。

 この日は松坂大輔投手(40)とも初対面を果たし、「ものすごくオーラがあった。ロングヒッター相手にどのような配球をされてきたのか、聞いてみたいですね」と目を輝かせた。

 「ユニホームを着ると、身が引き締まるし、競争が始まったんだなと実感した。少しでもレベルアップして、(1軍の)チャンスをいただいたときに結果を出せるように準備していきたい」−−。目下、体重116キロ。「おかわり3世」とも称される巨漢打者の勝負が始まった。