宣言の期限は1カ月延長されて3月7日までとなる。国はこの間の外国人の新規入国を禁止しており、来日は早くても同10日前後の見込み。
2週間の待機期間を経て合流は同下旬となる計算で、同26日の開幕戦出場は絶望的だ。
巨人では左腕のメルセデスらも来日できておらず、DeNAや西武は全外国人選手の来日にめどが立っていない。

 悲痛な叫びを上げたのは巨人・原監督だ。宮崎キャンプで取材に応じた指揮官は「野球人にとって2週間何もしないのは大変なこと」とし「ルールの中で迷惑をかけずに措置を考えていただけたら。スポーツ庁長官の室伏(広治)さんも(元)アスリート。一石を投じてくれると」と訴えた。

 スポーツ選手は練習を1日休むと調子を戻すのに3日必要といわれ、3月半ばに来日できても、試合に出られるのは5月以降となる可能性がある。
原監督は「野球界だけでなくスポーツ界全体の問題」と危機感を募らせ「決まったメンバーで開幕を迎えるのが切実なる12球団の願い」と野球界の思いを代弁した。