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巨人誕生87年目「面白くないと…」社長思う未来図

>新型コロナの影響もあり、今オフの契約更改はリーグ2連覇とはいえ“バラ色”とはいかなかった。それでも1人の保留者を出す事もなく、全選手がはんこを押した。
理由は明快だった。「真っ先に下げました。選手達にお願いするのに自分がやらないとだめですから」。自身の報酬の20%返上を申し出て、取締役会で了承を得ていたと明かした。「選手達は球団の資産ですから。伝統や歴史、当然守るべき背骨というものはある。だが、時代に合わせてスタンスは変えないといけない」。
>球団公式YouTubeの登録者数は37万人を超えた。
>今村社長は「野球を知らない人でもこんな事できるんだとか、形態模写みたいなのが面白いと普遍性を持てる」と評価しつつ「でも、ですね」と首を横に振った。「野球を知らない人にも見て貰わないといけない。動画は子ども達がマネしたがるかが基本ですから、面白いかどうか。ユーチューバーやゲームクリエーターが子どもたちの夢の業界なんです。それと伍して戦うには、野球選手がキラキラしていないといけない。若い人達のあこがれになってほしい」。
表現手段の多様化が進む今、選手にも「差別化」を求めた。「ヒーローインタビューやメッセージも武器。自分のものを磨けと言っています」。お立ち台で「体が小さいのでご飯いっぱい食べます」と言った松原には「毎回言う様に」と指示。
日テレでのプロ野球中継を担当時、葛藤と戦っていた。「何万人の人に見て貰っているのになぜこんな事しか言えないのだろう」と、ヒーローインタビューの原稿を書こうとし、却下された。その体験が今も脳裏に残る。「今、小学校で野球の話題をしている子がどれだけいるか。僕らが子どもの頃とは明らかに違う。でも何かのきっかけで興味を持つ可能性がある。それが田口や菅野の動画かもしれない。何でもいいんです。1度野球を見てみようという人が増えてほしいと凄く思います」。
>「テレビ局だったからかな、面白くないとだめだと思うんです。サプライズがないと。凄いなというのが原点。驚きのある野球界であってほしいし、驚かせるような選手であってほしいです」。