https://news.yahoo.co.jp/articles/2ca5f80e04c7a3322cdf95c7aac5bbd9285e9002
セ・リーグ初のタイトルパートナー「JERA」 広報室長に聞くパートナーシップの理由と来季の展望

野球と電力事業の高い親和性
―― 改めて、タイトルパートナー(特別協賛社)となったきっかけを教えてください。

JERAは2015年に設立された新しい会社で、2019年4月に東京電力と中部電力の火力発電所などの資産が統合され本格的に事業を開始しました。現在では日本の約3割の電気を発電しています。当社はかねてから、日本のスポーツや文化の支援をしたいと考えており、そうしたなかで2019年の夏ごろにセ・リーグタイトルパートナーのお話をいただきました。国民的スポーツとして日本国民の皆さまから広く愛される野球と、発電した電気は広く皆さまがお使いになるというJERAの事業内容の親和性から、協賛することを決めました。

―― 他にもスポーツがある中で野球(セ・リーグ)を選んだ理由は?

JERAは国内では関東・中部地方を中心に事業を展開しているので、例えば在京の特定球団を応援しようとすると、「中部地方の球団は応援しなくてもいいのか」、逆も然りですが、そうしたバランスを考慮する必要が出てきてしまいます。その一方で、関東・中部地方に4球団が本拠地を持つセ・リーグを包括して応援することは、野球全体を応援することにつながり、当社事業の公益性という側面とも高い親和性があると考えました。

―― 福田広報室長は以前、日本野球機構(NPB)で仕事をされていたとお聞きしました。

はい。新卒から東京電力に就職し、2015年にNPBへ転職しました。NPBでは日本シリーズやオールスターゲーム、そして日本代表(侍ジャパン)の広報業務などに携わり、2019年4月から再び電力業界であるJERAで勤務していたのですが、こうした形で再びプロ野球界の仕事に携わることになり、協賛が決定した際は「不思議なご縁もあるものだなぁ」と驚きました。