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セがパに勝つ最善策は「パクリ」 外資参入規制も競争力を損ねるだけ…“賞味期限切れ”の球団は名誉ある撤退を (2/2ページ)
小林至教授のよくわかる「パ高セ低」
2020.12.10
3軍創設から5年間、専用グラウンドはなかった。立命大との交流戦後、大学生と一緒に整備する選手たち=2011年、滋賀・皇子山球場 3軍創設から5年間、専用グラウンドはなかった。立命大との交流戦後、大学生と一緒に整備する選手たち=2011年、滋賀・皇子山球場
 2軍が福岡にいるときは遠征に出るか、それがかなわなければ福岡工大野球部など近隣のチームの厚意で、空いている時間にグラウンドを貸してもらうなど、ギリギリの運営だった。今年の日本シリーズで活躍した千賀、甲斐、牧原はそんな環境から育っていった。


 最後に日本プロ野球の構造的問題について、軽く触れておく。大してやる気がなくても、球団オーナーというブランドにしがみついていられることは、ロングランでは業界の発展を妨げる。そろそろ次代の企業にバトンタッチしたほうがいい、“賞味期限切れ”の球団がセ・リーグには多く、パ・リーグにもある。

 これまでの球界発展への貢献に感謝しつつ、名誉ある撤退を促す制度を検討するべきである。球団親会社に関する外資参入の規制も、業界の競争力を損ねるだけだから撤廃したほうがいい。プロ野球球団のオーナーになることを切望している、体力もやる気もある企業は国内外にたくさんある。





これって↑オリのことw?