週刊ベースボールONLINE 岡田彰布のそらそうよ

 あれは今から30年ほど前やった。現役時代、シーズンオフに後援会主催のソフトボール大会が開かれた。後援会の名前は「岡田会」で、地元商店街を中心に
作ってもらった会やった。そのソフトボール大会に参加した中学生、それが三浦大輔少年やった。

 実は大輔クンのオヤジさんは大阪玉造の商店街で花屋さんを営んでいて、岡田会の主要メンバーだった。そんな縁で大輔クンとは、彼が幼いころから顔見知り。
野球に目覚め、奈良の高校からプロ入りという歩みも見てきて、ホンマ、うれしく思ってきた。そうそう、彼の結婚式にもオレは出席しているし、何ていうのか、
身内みたいな感覚なんや。

 プロの世界では、阪神相手にナイスピッチングが多くあり、ホンマ、苦しめられたのも思い出よ。そんな彼がラミレス監督の後任として、
DeNAの新監督に就任した。まあ、驚きはなかった。現役を終え、指導者に転じてから、監督候補と言われていたし、ついにそのタイミングがきた、という感じやね。

 若き監督……ということで、不安に思うこともあると思うが、それは心配しなくていい。というのも・・・

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