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「もう記録を止めてください」

「2軍に行かせてください」

阪神時代、何度か首脳陣に直訴しかけた。

プロ野球史上2位の連続試合出場数を1939まで伸ばした終盤、若手重用の機運に自身の不調も相まって、「記録のために出すな」と一部から批判も受けるようになった。

チームに迷惑をかけるぐらいなら…。甲子園のロッカールームにあった荷物を片付け、2軍降格に備えたこともあった。それでも最後は思いとどまった。

「自分から『2軍に行きます』と言えば聞こえはいいし、楽にもなれる。
でも、試合に出す出さない、1軍で使う使わないは、やっぱり選手が決めることじゃないと思ったから」

求められている限り、ベストを尽くす。苦悩を重ねた末に導き出した結論は、ユニホームが変わっても揺らぐことはない。

(略)

「あのまま引退した方が楽だったことぐらい分かっている。それでも続けると決めたんだから」

自ら選んだ「いばらの道」。多少の逆風があろうとも、必要とされる限り、鳥谷は職務を全うする。
https://www.nikkansports.com/baseball/column/bankisha/news/202006190000804.html

>直訴しかけた。

>しかけた。