年俸Cランク…DeNA井納がFA市場で密かに注目を集めている

このオフのFA市場で、密かに関心を集めているという。

先日、国内FA権を取得したDeNAの井納翔一(34)のことだ。

17試合に登板した今季は、89イニングを投げて、6勝7敗、防御率3・94と一定の成績を残し
ている。2012年、NTT東日本からドラフト3位で入団して以降、2ケタ勝利は14年(11勝)
の1回だけだが、大きな故障は一度もなく、14年と16年、17年には年間150回以上を投げ、
通算50勝60敗、防御率3・94の成績を挙げている。

「多少、調子の波があるとはいえ、時にリリーフに回ったり、打ち込まれるとすぐに交代させられた
り、登録を抹消されたりして、決して首脳陣からの信頼度が高いとはいえなかった。34歳でベテラ
ンの域に入っているとはいえ、1年間、コンスタントに投げ続ければ、規定投球回以上は投げられる
だろうし、2ケタとはいかないまでも、7〜8勝はできる力はある。投手力不足に悩むチームなら、
先発ローテを任せられる投手だと思います」(横浜OB)

“追い風”もある。井納の今季年俸は6100万円で、日本人選手では11位(日刊ゲンダイ調べ)。
ギリギリのところで「Cランク」に該当するとみられ、人的補償がないため、他球団にとって、獲得
リスクは小さくて済む。

「井納はFA権の取得条件を満たしたうえで、先日、一軍登録を抹消されている。チームは今年の
ドラフトで入江(明大)を1位指名。先発で起用する構想がある。2月にトミー・ジョン手術を受け
た東、故障離脱中の今永の状態は気になるが、今季10勝をマークした大貫をはじめ、平良、浜口、
上茶谷、坂本ら先発投手陣の頭数は揃っているといえる。井納がFA権を行使する要素はありますし
、年俸も手頃なだけに資金力に劣る球団も、手を出しやすいはずです」(前出のOB)

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/280885/2