東都大学リーグ視察 巨人1位と日本ハム2位の2人には驚いた【松坂、筒香を育てた小倉清一郎 鬼の秘伝書】
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 まずは日本ハムから2位指名された中大・五十幡亮汰だ。右投げ左打ちの外野手で50メートルは手動計測で5秒6だという。「サニブラウンに勝った男」と注目されるだけあって、実際、今までに見たことのない異次元の速さだった。プロでもトップクラス。ソフトバンクの周東より速いのではないか。肩も強いから守備面の心配もない。

 ただ、打撃面は課題がある。ライト方向に引っ張れない。テークバックが小さい「走り打ち」で、打球が三遊間方向にしか飛ばないのだ。もっとトップを深くして、しっかり振れるようになれば、面白い選手になりそうだ。

 もう1人は、巨人1位の亜大・平内龍太投手だ。見たのは東洋大戦。最速156キロの触れ込み通り、球威はある。1失点完投勝利だったが、直球であまり空振りが取れていないのが気になった。ピュッというノビがなく、ズドンという軌道。スピンが利いていないため、球速は速くてもバットに当てられてしまう。スライダーやスプリットなどの変化球の割合が多いように映った。