山中は35歳、近藤は37歳とベテランのため、若返りを図るチーム方針で構想外になった可能性も十分にある。ただ、チームは今季借金28と5位の広島に12ゲーム差をつけられ、断トツの最下位に低迷した。
リーグワーストのチーム防御率4.61と「投壊状態」の中で、山中と近藤は戦力として本当に必要がなかったのだろうか。

ヤクルトファンからは「山中と近藤をクビにするほど投手陣は整ってないだろう。若手も全然出てきていない。今年のドラフトも大卒、社会人の投手は1位の木澤尚文(慶大)と2位の山野太一(東北福祉大)の2人だけなのに、こんなに投手陣をクビにして大丈夫なの?」、
「なんで近藤なのか理解できない。救援陣は清水昇、マクガフ、梅野雄吾が出てきたけど故障者が出たらどうするの?他にクビにするべき選手はたくさんいるのに。ドラフトでも即戦力の投手を全然獲っていないし、強くなるビジョンが見えない」など球団フロントの判断に疑問の声が多い。

FA権の行使が注目される山田哲人が残留しても、今の投手陣では心許ない。来季に向けての逆襲へ、課題は山積みだ。