https://news.yahoo.co.jp/byline/kikuchiyoshitaka/20201029-00205326/
オフシーズンに突入したMLB 初日だけで計14選手総額127億円強の契約オプション権が破棄

>そんな中、米メディアが現地時間の10月28日に報じたところでは、オフシーズンが始まった初日だけで、計14選手、総額127億円を超す契約が解除されたようだ。

 各チームの契約状況などを発信している「MLB TRADE RUMORS」によれば、オフシーズンの初日となった10月28日(日本時間の10月29日午前10時現在)で、マリナーズ、ダイヤモンドバックス、ナショナルズ、メッツ、ロッキーズ、カージナルスの6チームが、チームが保有していた来シーズンの契約オプション権を破棄したことを正式発表している。

 オプション権が破棄された14選手中13人(1人だけまだ年俸調停の資格も有しているためチーム管轄のまま)はチームから契約解除料を受け取り、FA選手の仲間入りし、すべてのチームと交渉できるようになる。

 14選手と解除された年俸額、契約解除料については別表にまとめているので参照してほしい。最高額はダイヤモンドバックスからオプション権を破棄された、マイク・リーク投手の1800万ドル(約19億円)だ。

 他にも年俸1000万ドル(約11億円)を超える年俸を不意にした選手が6人含まれており、その総額は1億2125万ドル(約127.3億円)に上る。

ここに記した14選手は、あくまでチームから正式発表されたものだけでしかない。上記の米サイトによれば、レンジャーズもコーリー・クルバー投手の契約オプション権を破棄する方向で検討していると報じている。そうなれば同投手も、1800万ドルの契約を失うことになる。

 また各チームには現地時間の11月1日まで、契約オプション権を判断する猶予期間が与えられており、今後さらに高額契約を失う選手が続出するのは必至の状況だ。