DeNA・オースティン、今オフメジャーに帰還? 上層部の意味深行動は激震の前触れか

佐野、梶谷を欠いた打線を指して、こんな声も聞かれた。「今オフ、渉外担当者は忙しくなる」と
――。

「ソトの契約が満了となり、代理で4番を務めたオースティンとの契約も1年なんです。投手ではパッ
トンとの2年契約も今季で終わりますが、ソト、オースティンは複数球団が興味津々で強奪を狙って
います」(球界関係者)

投打ともに優良外国人選手を抱えているが、これでは“一斉ロス”になってしまう。漏れ伝わってく
る話では「残留交渉の順番は、パットン、エスコバーの両リリーバーが先」だという。しかし、佐野
不在の打線を支えたのは、ソト、オースティンだ。

「ソト、オースティン、ロペスが『4番佐野』を支えてきたとの評価もあります」(前出・同)

もっとも、オースティンに関しては「信頼関係が構築されている」との情報もあれば、「メジャー
帰還の夢を捨てていない」という正反対の話も聞かれた。

「オースティンがメジャーデビューした2016年からDeNAの駐米スカウトがほれ込み、ずっと口説いて
きました。昨季後半、マイナーで悶々としていたところ、オースティンもレギュラーを狙えるならと
日本行きを前向きに考え始めたそうです。でも、今のDeNAでの活躍を見た米スカウトたちは、彼に
対する評価を上方修正しています」(米国人ライター)

慰留交渉の順番を変え、野手陣から説得に始めた方が良さそうだ。

10月26日、ドラフト会議が行われる。投手の1位指名が噂されるが、編成トップの三原一晃球団代表
は、ナンバー1スラッガー・佐藤輝明内野手(近大)を自ら視察している(同11日)。佐藤内野手の1位
入札の重複は必至。DeNAは指名の重複を嫌い、一本釣りを狙う傾向もあるだけに、同代表の視察は
気になるところだ。“優良助っ人たちの流出”がチラついていたからだろうか。
(スポーツライター・飯山満)

http://npn.co.jp/article/detail/200008599