https://news.yahoo.co.jp/articles/dd265f918b96547f9208a44c3f3e9520d98f175e
建設現場を見守って……ファイターズ新球場という夢の途中

>北広島の駅前にある居酒屋「焼鳥キッチンあじと」のオーナー・福田健次さんが言う。地元で愛される人気店で平日でも満席が多いこの店もやはり例外なくコロナ自粛に苦しんだ。「駅前の灯りをいま消してはならないんです、ここには新球場が出来るのだから」。
完成する2023年まで踏ん張らないでどうする、その景色をこの店と一緒に見ずにどうする、みんなで声を掛け合って頑張らなきゃいけない。福田さんは少年野球の指導もする、新球場の存在が子供たちにどんな影響があるかも常に考えている。

 そして、私が新球場の取材をする時に全面的に頼りにしている北広島市役所のボールパーク推進室長の川村裕樹さんは言う。
「いまの時世、建設に不安を訴える人はいます。私はこう伝えます、いまは大変だけど、夢の構想がいま夢の実現に変化しつつある。頑張った先にはFビレッジがある、誇れるものがある、いまは歩みを止めないで進んでいくんです、と」。

 川村さんは元高校球児、1988年に札幌開成高校から甲子園に出場した経験を持つ。野球愛ももちろんだけれど、憧れの場所がどれほどモチベーションをあげてくれるのかもよく知っている人だ。
エスコン フィールド HOKKAIDOが、北海道ボールパークFビレッジが世代に関係なくその存在になるのは間違いない。

 パソコンを立ち上げて、今日も私は建設現場への窓を開く。3年後の自分に笑われないように、こちらもしっかりと毎日を積み重ねよう。