日本野球機構、週刊誌「フラッシュ」記事の取り消し求める
4/30(木) 22:14配信 読売新聞オンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200430-00050273-yom-base

 日本野球機構(NPB)は30日、光文社発行の週刊誌「フラッシュ」5月12・19日号掲載の「三木谷浩史&孫正義 本心は『今季中止』で巨人・阪神が孤立!」との記事は、事実無根のストーリーに基づく明らかな誤報であるとして、
同社に対し、記事の全面的な取り消しと謝罪文の掲載などを求める通知書を送付した。

NPBの井原敦事務局長は、同社に送付した通知書を報道各社に公表した上で、「NPBと12球団の総意として送付した」と説明した。書面での誠意ある回答がない場合、法的措置の検討も辞さないとしている。

 問題の記事は、プロ野球の開幕延期を巡って4月2日に開かれたセ・リーグ臨時理事会で「(今季公式戦の)全試合中止の考え」を述べた球団があったと報じているほか、
3月31日のパ・リーグ社長会で「そもそも開幕していいのか」との呼びかけがあったことなどを掲載している。

 しかし、通知書によると、この二つの会合で、記事中の発言がされたという事実は全くなく、特に全出席者の発言が記録されているセ・リーグ臨時理事会の議事録を確認しても、報じられた発言は全くなかったと指摘している。

通知書では、記事について「12球団、中でもセ・リーグの団結を乱す悪意に満ちている」とした上で、
〈1〉なぜNPBやセ・リーグ球団に直接取材を一切せずに記事を掲載したのか
〈2〉談話を紹介している関係者は実在するのか――についての回答も求めている。