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開幕再延期 NPB vs 12球団内紛危機

>このままズルズル行くと「NPB対12球団」の対立が激化する可能性も懸念されている。

>しかし同会議の参加者から「これからが大変」との本音が漏れたように、調整をまとめあげるのは至難の業。コロナ禍の沈静化が果たして図れるのかも有識者から確証を得られておらず、NPB周辺では「常識的に考えて5月下旬の開幕も厳しい」とする見方が圧倒的だ。

 東京五輪の延期が決まり、当初休止としていた空白期間に公式戦を組み込めるようになったが、
さすがにそこまで開幕が遅れるとなれば「日程調整でかなり苦しくなり、12球団とNPBそれぞれのエゴがぶつかり合うことはおそらく避けられそうもない」と思わぬ“内部崩壊”を招くとの声も実は球界内で少なくない。

「143試合の公式戦開催はまず無理。ただ、どんな状況となったとしてもセ・パ各球団が実入りを極力多くしたいのは当然。
6月以降の開幕なんていう話が本当に出てくると、オールスター(7月19、20日)の中止や交流戦、CS廃止、最大7戦ある日本シリーズの縮小という議論にもつながってくる。でも各球団の本心としては公式戦の数を1試合でも減らしたくない。
ただNPBとしては主催するオールスター戦と日本シリーズの縮小だけは重要な資金源を失うことになるため、是が非でも避けたいというのが本音。両者とも日程調整の面では思惑がぶつかり合って『はい、どうぞ』と簡単には譲れない」(球界関係者)

 NPB側としては、あくまでも「日本シリーズの問題は(日程が)ギリギリでも入れていくということは変わっていない」(斉藤コミッショナー)というのが基本姿勢。
最大7戦のスケジュールを“死守”したいようだが、利益を重視したいのはすでに深刻な打撃を受けている12球団も同じだ。